趣味力 (生活人新書)

今月読み終えた本(2003年刊)。ブックオフにて購入。

秋元康が趣味について語る、というのに興味を引かれて読んでみた。
想定されている読者の対象は40代前半のサラリーマン。

全編通して貫かれているのは、仕事一辺倒で定年まで走り続けているような人生は考え直したほうがいいよ、というメッセージだと思う。
60歳まで仕事して、退職したら自由になった時間を趣味に充てようというのではなく、仕事を自分で制御できる40代のうちから様々なことに興味を持とう、そして一生の趣味を見つけよう、そんなお話。

自分の興味の範囲を絞ってはいけないというのは、大いに頷ける話。
会社員になりたての頃、仕事とも学生時代の専攻ともまったく関係のない資格の勉強をしてみたら、ただ息抜きになっただけではなく、当時は視野が広がった気がした。
知らない領域にまじめに目標を持って取り組むというのは様々なメリットがあると思う。

ただ何となく趣味を持たなければならないと講座に通うのも良くないし、人から勧められるままにいつまでも興味を持てないことを続けるのも良くないし。
でも自分の趣味の領域はこの方向だと決め付けてしまうのも良くない。
だからと言って趣味を持つことについて難しく考える必要はない、と、分かってない人には「どうしたらいいんだ」と悩ませてしまいそうなところもあるが、すらすらと読みやすい本であった。
何といってもたとえ話が分かりやすい。
放送業界の裏方をやっている人というのは例えるのがうまいから、話が分かりやすいのだと前から思っていたのだが、それがそのまま当てはまる本だった。

以下、表紙折り返しより転記。
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人生の後半で、ではなく、今、趣味を始めよう。一日一九時間、仕事に没頭する毎日を送ってきた秋元康が、四〇代半ばになって趣味の陶芸に夢中になっている。今なぜこの年で趣味を始めたのか。同世代の読者にむけて、初めの一歩を強力に後押しする。人生の濃さを決める「趣味力」とは何か、著者は諄々と語りはじめた。
趣味力 (生活人新書)趣味力 (生活人新書)
秋元 康

NHK出版 2003-04-11
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