我が家のスカイコート騒動(その2)

自分への戒めのための記録。(その1)からのつづき。
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頭金の10万円は確かにすぐに用意できる額ではある。
しかしローン支払いと家賃収入の差で毎月1万円ものマイナスが出るのはいかがなものか。
それでも生命保険代わりにもなるし、と妻は乗り気である。
会う前は「話を聞くだけにして絶対に断ろうね」と誓ったのはなんだったのか…。
それなりに真面目に二人で考えて出した結論は、
《月々の収支が初月からプラスになる価格まで物件価格が値下げできなかったら断る》
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そしてさらに数日後の平日の夜。
スカイコートの営業マンは今度は営業本部長を連れてやって来た。
前回同様にメリットを並べた上に、前回から更に値引きを加えた額で支払いシミュレーションを提示。
ここで、こちらからの質問。
Q.修繕積立金安くない?低めに設定して収支のマイナス幅を小さく見せかけているだけでは?
A.ワンルームマンションでは世帯数が多いので、これが適正な額。
Q.不動産所有してても大地震が来たら全部パーでは?
A.ワンルームマンションは壁が多いので地震には強い構造。
  これが崩壊するような地震が来たらどんな建物でもみんな壊れる。
Q.投資物件買ったら、自分の家の住み替えのときの住宅ローンに影響でない?
A.投資物件を所有することは、信用を高めることに繋がる。
  住宅ローンを組むときにプラスになることはあってもマイナスに作用することはない。
3年以内に引越することを考えて今の住宅ローンの繰上げ返済をしたばかりだし、毎月の収支がマイナスって言うのは受け入れられないな、と帰ってもらおうとしたらさすがは営業本部長、奥の手を出してきた。
「ご主人様の信用状況を拝見したところ、当初ご提案していたローン会社(ジャックス)よりも審査の厳しいオリックス信託銀行でアパートローンが組めそうです」
と、金利の低いパターンのシミュレーションを提示してきた。
そのシミュレーションに記載されていた数字は、修繕積立金がなければ家賃収入でプラス、修繕積立金があっても毎月のマイナス幅はわずか数百円。
「この条件なら…」
妻が目を輝かせながら、負けた。
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1時間後、私は大量の書類に実印をバンバン押し、10万円を下ろすためにセブン銀行のATMに走っていた。
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つづく。

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