伊豆熱川 楽風雅殿 (その3:勝手に宣伝会議・結論編)

今年の夏、お世話になった楽風雅殿さんにお客をたくさん呼ぶためにはどうしたらよいか。

去年と今年、同じ媒体を見て選んだはずなのに、なんで去年は候補から外れたんだろう、と考えた。
実は去年、一次選考で私が候補として付箋をつけていたのに、二次選考で妻が外した経緯がある。
何故だったのか帰ってから二人で本を見直してみた。

以下、「いつでも一緒!ペットも喜ぶわくわく温泉宿」から夕食の紹介部分を抜粋。
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湯上りには、その日に水揚げされた新鮮な魚介類を中心に、地元熱川産の野菜なども使った和食膳が待っている。料理はすべてオーナー家族の手作りで、ダイニングでいただく。
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この「オーナー家族の手作り」の「和食膳」という部分が引っかかった。
2年目、那須高原のペンションで「オーナー家族の手作り料理」で失敗した経験があったので去年はパスしてしまった。
もうひとつの問題。写真がどの宿も3枚載せられるのだけれど、お風呂の写真と料理の写真が小さく、客室の写真が無駄に大きい。
きれいな客室ではあったけど、特徴があるわけではない。むしろ料理の写真が大きくて目を引いていれば、去年も最終選考まで残ったかもしれない。

続いて「いぬのきもち」別冊。
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湯量と効能豊富な天然温泉、朝とれたばかりの海の幸と温暖な気候で育った地元熱川産の野菜などでおもてなししてくれます。
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こちらは料理の写真がないばかりでなく、和食か洋食かも分からない。っていうか、ダイニングの写真や建物の写真見たら和洋折衷と称して洋食の中に刺身が出てくると勘違いするページ構成。
おまけに温泉の紹介が簡単すぎ。

うーん、ライターに問題があったのか、控えめなご夫婦だったから自分たちの宿の良さをうまくアピールできていないだけなのか。
ペット宿,comやSTAY WITH DOGなどのWebを見ても、写真がいまいち(ほとんどは明るさの問題)。
宣伝媒体に問題があるというよりは、宣伝内容に問題があるように思えてきた。

事実、紙媒体(前述の2冊)と宿のWebしか見なかった妻よりも、様々なサイトのクチコミ(感想)と、宿オーナーの日記(ブログ)を見ていた私の方がかなり期待は高まっていたし、その期待以上のサービスを受けられたと思っている。

【結論】
宿の良さが正しくアピールできていない。
もしかしたらオーナー夫妻が宿に対して自信が持てていない?
いいものを静かに作っていても、誰にも気づいてもらえなければ客は増えない。
「先立つものが…」と言い訳する前に、アピールの時点で他の宿とはっきり差別化するべき。

楽風雅殿さんがもっと自信を持ってアピールすべきポイントは何か。

<風呂>
加水加温なし、循環濾過なし、豊富な湯量の天然温泉かけ流しであること。これ、かなりポイント高いと思う。
JTBやらKNT!やらの普通の旅行のパンフレット見ても温泉の表記ってきちんとされていて一目で分かるようになっている。
旅行会社のパンフレット風に書けば「源泉100%」ってやつなわけで、これだけで特徴になる。

<料理>
地元の新鮮な食材をオーナーが吟味。夕食は本格懐石膳。朝食もこだわりの食材で手間をかけた和食。
どちらも高級旅館に負けない内容なんだから。
ただ簡単に「朝食:和食」って書いちゃうと、干物と卵焼きと納豆と焼き海苔と…みたいなものを想像してしまうのできちんと書くべき。

<客室>
天気のよい日には伊豆七島が見渡せるオーシャンビューの清潔な和室。
むしろ、この部分は今も十分にどの媒体にもアピールされているのでこのままでよいと思う。

<その他>
近隣の施設として、伊豆マウンテンドッグランを紹介するといいかも。
チェックアウト後、うちの子は午前中いっぱい大喜びで遊んでたし。
ドッグランのおじさんも楽風雅殿さんから1kmぐらいだから宿泊客がよく来るって言ってたし。

その他、細かくいろいろこだわりを持って運営されているのはブログに書かれたエピソードから伝わってくるのだけれど、それがその他の宿紹介に活かされていない。
ご主人にはちょっとお話した気がするのだけれど「プロがこだわりを持って手作りで運営している宿」だと思った。ペンション以上、旅館未満、という感じ。

オーナー夫妻が旅館出身だということもどこかで触れられると信頼感も高まるんだけどな。
偉そうに見えてしまってもいいから、宿を運営するポリシー、理念といったものをWebのどこかに掲げてあると、「ちょっと泊まってみようかな」という気を起こす人は増えるのではないかと。
Webに地味に載せられているこの紹介文はトップページに載せてほしい。
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私達が目指したのは ”温かい宿”。
この宿には 笑顔と癒しの温泉、そして感動さえ覚える極上の料理があります。
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犬連れでなくても十分満足できる内容なのに、犬も同室で泊まれる。
宿泊客にとってはコストパフォーマンスのとても高いお得な宿。
常連客として覚えられるぐらいにリピートしたい宿。
犬連れ歓迎ペンションがたくさんある激戦区の伊豆高原から、車で30分もかからない位置にあるのに隠れ宿にするにはもったいない。

どうしたら売れるか、勝手に考えて偉そうに言いたい放題って責任が伴わないせいか、楽しいなあ。
あとは予約が取れなくならないぐらいに繁盛して、廊下にエアコンつけてくれたらうれしいな。

すぐにとは言えないけれど、いずれまた必ずお世話になりますのでそのときはよろしくお願いします。

伊豆熱川 楽風雅殿
ノンフィクション細腕繁盛記

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