伊豆熱川 楽風雅殿 (その1:感想)

個人的な興味や関心のあることを書くことはあっても、プライベートに関する具体的な事はあまり書かないように努めているのだが、先日お世話になったペンションがとにかく応援したくなるぐらいに良かったので、自分のルール無視して投稿。

今年は東伊豆の楽風雅殿(らふうガーデン)さんに、夫婦と犬連れで1泊お世話になった。
全6室あるお部屋にこの日の宿泊客は我が家1組だけの貸切状態。ラッキーではあるけれど、我が家のためだけにオープンしていると思うとちょっと恐縮。

チェックインの時間より30分早く到着してしまったので、車だけ先に置かせてもらって付近を散歩でもしようかとフロントへ声をかけたら、「お部屋へご案内します」と荷物を運びに降りてきてくれたご主人。
少々早口ながら、風呂の説明、部屋の説明、景色の説明、食事の説明、犬との散歩コースの説明など、丁寧にしていただいた。
部屋は和室で畳のきれいなお部屋。
用意されたお茶請けの水羊羹は手作り。これがまた美味しい。

お茶飲んで一息ついたらお風呂の支度ができるまで犬とお散歩。
リゾートパーク伊豆あたがわ」という三菱地所の別荘地内にあるので車も少なく、起伏に富んだ徒歩20分のコースは犬連れには嬉しい。

一汗かいたところで、犬は持参したケージに入れて人間はお風呂へ。
ここの源泉は70度以上あるそうでご主人曰く、浴槽に入れてそのままでは熱くて入れないとのこと。
いわゆる源泉100%、加水加温循環濾過一切なしの温泉。
「もし熱かったら浴槽についている水道の水でうめてください、ぬるかったら脱衣所の赤いレバーをひねって温泉を足してください」って、せっかくのかけ流しの温泉にもったいなくて水なんか入れられません。
もっとも、入浴時間には熱いと感じない程度まで冷ましてくれているので、水を足す事は滞在中の3回の入浴で一度もなかった。
ちなみに2日目の朝、早朝の散歩の後で(6時半ごろ)お風呂に入ろうとしたら浴槽にお湯がない。
ご主人が「お風呂これから作りますので15分ぐらい待ってください」と浴室に向かった私の姿に気づいて後ろから声をかけてくれた。これは1日目の夕食の後で「明日は7時ごろお風呂に入ろうと思います」と伝えていたからで、その時間に合わせて適温になるように気遣ってくれたのだと嬉しくなる。
循環濾過も加水加温もしない本当の温泉ではお風呂は「つくる」ものなのだ。

そして夕食がこれまた豪華。
グルメスタンダードプランを選んだのだけれど「これがペンションで出てくる食事か!?」というぐらい繊細に作られた和風懐石膳。
御造りも焼物も椀物もとにかく美味い。
細かいことは書けないけれど、今年の結婚記念日に某ホテルの和食処でのランチで1人8,000円以上払って食べた特別懐石なんかよりよっぽど満足したことだけは確実。
順番は前後するけれど、食前酒にいただいた自家製の苺酒も美味しく、お土産に1瓶お願いした。

ということで、初日の夕食とその後のお風呂まででもう大満足して床についた。

2日目は4時半に起床。
目を期待でキラキラさせている犬を連れて、昨日チェックしていた徒歩5分ぐらいの海の見えるポイントまでお散歩。
目的は5時過ぎの日の出、だったのだけれど、雲がかかっていて水平線は見えず…。
ちょうど通りがかった新聞配達のおじさんに日の出の方角を確認したけれど間違ってはおらず、あきらめて太陽の光を受けて七色に光る雲だけを眺めて、それでも幸せな気分で宿へ戻る。

朝一で作ってくれたお風呂に入ったし、朝食終わったら荷物整えて出発だねー、と軽く考えていたらその朝食でまた驚かされた。
「大人気の和食」としかWebにも書いてなかったし、そんなに期待もしないで食堂に向かうとそこには重箱やらなにやらたくさんの器が!
ミニ懐石と呼んでもいいぐらいに手をかけたお料理の数々。
朝食だからと言って妥協しないプロの姿を見た。

1時間弱かけて美味しく食事をいただいた後、荷物を整えて宿を後にした。
車が見えなくなるまで両手を振って見送ってくれたご主人。
控えめで、とても可愛らしい奥さま。
そしてお二人を手伝って細かいところにも気遣ってくれたお母様。
いろいろご迷惑をおかけした気もするけれど、皆様の優しさで、良い思い出しか残らない宿だった。
何か十分な御礼ができなかった気がして申し訳ない。

帰りの車の中での我が家二人の感想は「また泊まりたいと思える宿で良かった」。

そんなわけでその1の感想編の後は、その2の勝手に宣伝会議編に続く。

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