今月読んだ本(2009年10月刊)。ブックオフにて購入。
文章はとても軽い。あっさりと読み終えてしまった。
扱っている内容は普段見過ごしているような事柄ながら、実は大事なことなのだろうが、それでも比較的軽いタッチで書かれていて読みやすい。
書いてあることは大体正しい。JISコードの不備だとか、ローマ字表記の統一性のなさだとか、ヘアヌード解禁の経緯だとか、確かに「世の中いい加減だよなあ」と思うことが、これでもかと取り上げられている。
決してそれが重箱の隅をつつくような内容ではないのだが、その曖昧さを許容しているのが今の日本社会なのである。
これが許容できなければ、いい加減な世の中にうんざりするとともにイライラして仕方ないのではなかろうか。
ちょっと気になるけどこんなもんだよね、仕方ないよね、とやり過ごせる柔軟さを持たないと現代の日本は生きづらいだけの世の中であろう。
「日本のルールは間違いだらけ」というよりは「日本に氾濫する曖昧なルールたち」である。
あとは、著者が反自民党なことだけはよーくわかった。
以下、裏表紙折り返しより転記。
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人名用漢字に見る国民性
……人名用漢字拡大を検討していた法制審議会人名用漢字部会というところが試案を発表したのだが、そのときの世間の反応が実に面白い。(中略)見直し案には、「糞」「呪」「屍」「癌」「痔」といった字も含まれていたのだが、「そんな字を使って名前をつける親がいるものか」「いや、いるいないではなく、お上からの束縛は少ないほどいいのだ」「しかし、かつて「悪魔」などというふざけた名前をつけた親がいて裁判にもなったではないか。糞太郎という名前をつけられた子供は一生泣くことになるから、悲劇を避けるためにもそんな字は含めないほうがいい」……といった論争が起きたのだ。その結果、「糞」「屍」「呪」「癌」「姦」「淫」「怨」「痔」「妾」の9字は、はやばやと外すことに決まった。(中略)日本人の「縛られ好き」な国民性はなんとも興味深い。自由を与えられることよりも、縛られている気安さを選びたいということなのだろうか。―本文より
文章はとても軽い。あっさりと読み終えてしまった。
扱っている内容は普段見過ごしているような事柄ながら、実は大事なことなのだろうが、それでも比較的軽いタッチで書かれていて読みやすい。
書いてあることは大体正しい。JISコードの不備だとか、ローマ字表記の統一性のなさだとか、ヘアヌード解禁の経緯だとか、確かに「世の中いい加減だよなあ」と思うことが、これでもかと取り上げられている。
決してそれが重箱の隅をつつくような内容ではないのだが、その曖昧さを許容しているのが今の日本社会なのである。
これが許容できなければ、いい加減な世の中にうんざりするとともにイライラして仕方ないのではなかろうか。
ちょっと気になるけどこんなもんだよね、仕方ないよね、とやり過ごせる柔軟さを持たないと現代の日本は生きづらいだけの世の中であろう。
「日本のルールは間違いだらけ」というよりは「日本に氾濫する曖昧なルールたち」である。
あとは、著者が反自民党なことだけはよーくわかった。
以下、裏表紙折り返しより転記。
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人名用漢字に見る国民性
……人名用漢字拡大を検討していた法制審議会人名用漢字部会というところが試案を発表したのだが、そのときの世間の反応が実に面白い。(中略)見直し案には、「糞」「呪」「屍」「癌」「痔」といった字も含まれていたのだが、「そんな字を使って名前をつける親がいるものか」「いや、いるいないではなく、お上からの束縛は少ないほどいいのだ」「しかし、かつて「悪魔」などというふざけた名前をつけた親がいて裁判にもなったではないか。糞太郎という名前をつけられた子供は一生泣くことになるから、悲劇を避けるためにもそんな字は含めないほうがいい」……といった論争が起きたのだ。その結果、「糞」「屍」「呪」「癌」「姦」「淫」「怨」「痔」「妾」の9字は、はやばやと外すことに決まった。(中略)日本人の「縛られ好き」な国民性はなんとも興味深い。自由を与えられることよりも、縛られている気安さを選びたいということなのだろうか。―本文より
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