大規模地震と送電線

ふと考え込んでしまったまじめな話。

いまやあらゆる産業はコンピュータと通信ネットワークなしには成り立たなくなっている。
大企業に限らず、業務システムは社内のマシンルームに設置するのではなく、いわゆるデータセンターに預けられるケースが増えている。
各データセンターの宣伝文句を見ると「地盤が固いから地震が来ても安心」「海岸から離れているから津波や高波など水害の心配もない」「自家発電設備も用意しているから停電しても大丈夫」「監視カメラを設置して万全のセキュリティを確保」などなど。普通の建物とは違う堅牢なハコだから大規模災害からも守れますよ、という内容が多い。
かく言う私もそういう仕事にずーっと携わっていますが。

ここで、首都圏直下型地震がきて東京湾を中心に東京の下町から千葉県西部あたりが壊滅的な被害を受けたと仮定する。
データセンター自体が地震による被害を受けなかったとしても、海沿いにある火力発電所は震度7とかの揺れが来たら稼動は停止するのではないだろうか。
発電所自体が被害を受けなかったとしても、送電線はどうなのだろう。高圧鉄塔の耐震性なんて真面目に考えられているのだろうか。

数年前の夏、江戸川でクレーン船が高圧送電線を切ってしまって都心部が停電した事故があった。
あのあたりって地震が来たら揺れが大きい(被害も大きい)と予想される軟弱な地盤の地域のはず。
首都圏直下型地震が来たら、鉄塔がバタバタ倒れて都心部の電気はしばらく十分量を確保できないという心配はないか。
そうなったときに、多くのコンピュータは稼動を停止し、社会活動は大混乱に陥るのではないか。

そもそもオール電化住宅が最近ははやっているけれど、電気だけにすべてのエネルギーを依存するというのは災害時に怖いんじゃないか。

コメント